から回った感情の少年的少女による優等生少女のための殺人事件

君に出会って初めて生きたいと思った。

こんな地獄みたいな世界も、君がいるならいいやと思えた。

何度同じようなニュースが流れても、君の笑顔に助けられた。

どんなに世界が腐っていても、君の存在に浄化されると思っていた。

でも僕は、気付いてしまった。

天使だって、笑いつづければ疲れてしまう。

それでも君は、笑ってくれる。

疲れ切った天使はいつか、堕ちてしまうから。

君が堕ちてしまうまえに、僕が君を泣かせてあげる。

ほら、笑わなくていいんだよ。

僕を憎んで。

泣きながら死んで。

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